紙製品や乾燥剤の製造を行う日本化工機材株式会社(本社:神奈川県、代表取締役:大澤浩一郎 以下「日本化工機材」)の主力製品、「角紙管」が、ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD 第6期成果展にて 「さとうくみ子氏の新作『こねまわし』」に使用されました。

 

ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD

ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」とは、東京ミッドタウンマネジメント株式会社、三井不動産株式会社、一般社団法人日本橋室町エリアマネジメントが、都市の隙間を空間メディアとして活用する「ソノ アイダ」とコラボレーションし、三井不動産が提供する「日本橋室町162ビル」1Fにて、2025年1月までの期間限定で、若手アーティストに制作および発表の場を提供し、その成長支援とアートを介した街の新たな賑わいを創出するプロジェクトです。

さとうくみ子氏のご紹介

さとうくみ子氏

 

1990年生まれ。岐阜県出身、東京都在住。
2020年愛知県立芸術大学大学院 美術研究科油画・版画領域 修了。
2021年さとうくみ子「ハッピーセット」 (アートラボあいち/愛知 )
2023年「味/処」(神奈川県民ホールギャラリー/横浜 )
2024年BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」(横浜)など
今回「TOKYO MIDTOWN AWARD 2024 アートコンペ」にてグランプリを受賞し、上述のソノアイダに出展することとなった。

 

日本化工機材の角紙管との出会い

さとうくみ子氏には、2023年に神奈川県民ホールギャラリーで開催された「味/処」展の作品にも日本化工機材の角紙管を採用いただきました。

今回、紙管を使った作品制作は2回目となります。

 

今回の作品「こねまわし」について

今回のさとうくみ子氏の作品は、茶室を模した遊び場、庭を表現した立体作品、映像、Drawingで構成されたインスタレーションとなっています。

 

作品「こねまわし」では、おもてなしの心を表現するために、呼応する象徴として三越の店章である 『〇越』マークの使用許可を得られ、作品内で使用されています。

 

さとうくみ子氏の作品は、「持ち運べる」という要素が重視されており、今回の茶室を模した遊び場についても同様に考えられておりました。そこで選ばれた素材が角紙管です。

角紙管と紙管原紙製強化段ボール

今回ご使用頂いたのは、日本化工機材製リニア紙管と紙管原紙製強化段ボールです。

リニア紙管は、専用のジョイントパーツがあるため、組み換えが自由にできます。また、軽量で強度があるため構造物の制作に適しています。作品では、白ジョイントをご使用頂き「抜け感が出て良かった」と嬉しい声を頂いております。

 

 

水受けの土台は、リニア紙管と白ジョイントで組み上げられている

 

紙管原紙製強化段ボールは、茶室を模した遊び場の床材としてお使い頂きました。畳のような仕上がりとなっています。

紙管原紙製強化段ボールで作られた床材

 

茶室の周りには庭が用意され、灯篭や水場を表現した作品にも、リニア角紙管が使用されました。

紙管に描かれた毛には、生き物を表現し「動かないけど生きているんじゃないか、動くのではないか」と感じられるようにという、さとうくみ子氏の考えがありました。

 

この度のさとうくみ子氏の作品では、前回とは違った角紙管の可能性を引き出して頂き、製造している私たちにも想像できない角紙管の一面を見せていただきました。丁寧に作りこまれ、さとうくみ子氏の世界観の詰まった作品「こねまわし」素晴らしかったです。日本化工機材の素材をご使用頂き、ありがとうございました。

角紙管アートの可能性について

日本化工機材の角紙管は、これまでもアーティスト作品から、子供が作る工作まで、多くのアート作品に使用されています。紙製なので描く、塗るができること、接着が簡単であること、そして軽量で搬入作業が簡略的であることから、アートに向いている素材と言えます。こんな形や大きさも可能なのか?と思われた方は、是非一度お問い合わせください。

 

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